子供を夫に誘拐される国で
産みますか?

代表挨拶

日本では親子が会えない、ということをご存知でしょうか?私は全く知りませんでした。例えば、離婚していても離れて暮らす親と子は、当たり前に週に半分ずつ程度は一緒に過ごしているものだと思ってました。

ところが、婚姻中から実子誘拐や親子断絶がまかり通り、年間何万という親子が引き裂かれているということに衝撃を受けました。何ら正式な法的手続きも取らず、実力行使で子を奪い、そのまま断絶できるのです。まさかそんな野蛮なことがこの令和の時代に起きているなんて信じられませんでした。

「先に奪えば親権が取れる」ということが広まり、今、実子誘拐の母親被害者が増えています。しかし、母親で子供に会えないなんてよっぽど悪い奴なんだろう、という強い偏見があり、被害女性は声を上げづらく、世の中に実態がほとんど知られてません。この深刻な人権侵害問題を改善するには、一般の方に広く問題意識を持っていただくことが大事です。そのために実際に母親が受けている被害を知ってもらおう、という目的で本会を立ち上げました。

個人的にはこんな恐ろしい国で子供なんて持てない、日本に産んでなければ母子が引き裂かれることなどなかったと、日本に産んだことを後悔しています。ぜひ一人でも多くの方に実態を知っていただきたいです。

実子誘拐被害母親の会
代表 鈴木

ー会の名に込めた思いー
 当会の名称については、人によっては過激に思われることがあることを承知しています。また、同じ被害者からですら誘拐なんていう強い言葉は使わない方がいい、と言われたり、議員が誘拐という言葉を使うことに難色を示すことも認識しております。しかし、当会では今起きていることの深刻さを伝えるために、あえて実子誘拐という強い言葉を使っております。
 親子がなんら法的手続きによらず突然会えなくなる、というのは非常に深刻な問題です。しかし、この国ではどこに行ってもそれがまるで大したことではないかのように扱われます。親と子が引き裂かれるというのは、よほどのことがない限りあってはならないことです。それなりの理由や証拠、丁寧な調査があって初めて、親子の引き離しが認められるべきです。しかし現状では、事実かどうかも分からない、一方親がこう言っている、ということだけで親子がいとも簡単に引き裂かれています。
 正当な理由がなかった場合、やられた側からすれば例え配偶者が子供といるのであっても、誘拐されたのとまるで同じです。一方親に無断で子供を奪う行為は
他の先進国では当たり前に、犯罪行為として処罰対象になります。それを日本では、安易に子連れ別居だと言ってみたり、もう一方の親といるのだから問題がない、と言ってみたり、「犯罪」という意識がまるで欠如しています。なぜ日本では親子の絆がこんなにも軽んじられているのか理解に苦しみます。親子の繋がりは子にも親にも一番大事なもののはずです。なぜこんなにも安易にそれを引き裂けるのか。人間がやることではないと思います。「一方の親が無断で子供を奪う行為は犯罪である」という認識をまずは持つことが大事だと強く感じました。そのためこのような会名にしております。
 当然、中には緊急避難はあると思いますが、現状は親権獲得を狙って子供を奪っている場合が多くあり、仲の良かった親子が引き裂かれ何年も断絶されています。こういった実態を被害者自身が伝えていかない限り、世間で知られることはありません。被害者にできることは、実態を伝え社会に問題意識を持ってもらうことです。会の名前を見て「なんだこれ?」と思っていただくだけでも周知になるのではと思っています。

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